ようこそ、この国の深淵を覗き見んとする者よ。私の名はいずれ知るだろう、今は必要のない情報だ。
君はこの国を、こちらがわから守る方法を選んだ。違うかね？……よろしい。
いくらこの国が、かのジェラール王の治世の下平和が謳われていようと、隣国を始めとした他国の脅威に脅かされることがないわけではない。
ゆえにゴールにも、対他国及び国内の情報を収集する為の組織が存在する。君はその組織へヘッドハンティングされた、優秀な人材なのだよ。

君にはその力があるはずだ。今こそその固い忠義と能力を、この国の今と未来の為に役立てたまえ。

　いくらゴール王国が平和であろうと、隣国であるトメニア第三帝国を始めとした他国の脅威にはもちろん脅かされます。
ゆえにゴールにも、対他国及び国内の情報を収集する為の組織が存在しています。それが国家防衛総局です。
その存在は極秘とされており、全貌を知るのは国王とその側近である騎士団長、騎士副団長を含めたごく僅かな人物だけです。
これに所属する者は、得た情報および組織存在の守秘義務を負います。

　所属における条件は、義務教育課程を修了した年齢であることです。任務を遂行できる能力があるならば、表向きの職種や性別は問いませんが推奨職種はあります(下記)。
諜報機関に所属する人間は、騎士団の人間であることが多いですが、それ以外の所属の人物ももちろん存在します。
騎士団に所属しながら諜報員として働く人間は、他の諜報員や騎士団長などから目をかけられ抜擢されていることが多い模様です。

　諜報機関は、あくまでも裏方の組織です。ゆえに統一された制服などを身に着けることは非常に稀と言えます。

　国家防衛総局は専門を分け、傘下に2つの組織を置いています。

　国土監視局は、国家防衛総局の元で国内の諜報を担う専門部署です。国家防衛総局の傘下ではありますが、実際実働命令を下しているのは国家保安騎士団の団長クラスの人間です。
ゆえに騎士団として働く傍ら、諜報員を兼任する者が多くいます。彼らは各地にまんべんなく散らばっているので情報収集がしやすいことが利点です。
　国内でのテロ行為の情報などはここが仕入れ、未然に防ぐための対策が国家保安騎士団にて立てられます。噂ですが、レジスタンスと繋がりがあるとか、ないとか…？

　対外治安維持局は、国家防衛総局の命令の元で、国外での諜報活動を行う部署です。
こちらは国家防衛総局が実働命令を下しており、必要に応じて他国に諜報員を送り込んでいます。
トメニアの侵略行為を堰き止めるのにも一役買っていますが、国外に出るため必然的に危険に遭遇する確率は高くなります。

大体このような形になります。
国土監視局は一応国家防衛総局の傘下に籍を置いていますが、実際にはほぼ国家保安騎士団傘下の機関と考えて頂いて相違ありません。