ゴール王国

　元々ゴール王国は、魔術を使うことの出来る「魔法使い」、そして異能力を使うことの出来る「亜人」とは違い、ごくごく普通の人間たちが発展させた「錬金術」という科学の発展が礎となって出来た国です。
故に今でも、人口の八割は人間です。ここ20年程、王族が騎士道精神と共に種族・民族平等を謳ったのをきっかけに、
現在は亡命者・移住者に開かれた国となっています。まだ少なくはありますが、亜人や宇宙人の姿もちらほら見られるようになってきています。

　もっとも普遍的に存在する種族です。石を投げれば八割は人間に当たります。
昔々は人間のみが暮らす国であったため、国政にも商農工業にも一番深くかかわっているのが彼らです。
農地には移住してきた他の種族は滅多に行かないため、地方ではまだ異種族に接することへの戸惑いがある様ですが、これは時間の流れが解決してくれるでしょう。

全体の一割よりも若干多い程度を占める種族です。他国から亡命・移住してきた者がほとんどです。
稀に人間の両親の間から生まれた亜人もいる模様です。

亜人よりも更に少ないです。どこから来たのか不明なものも多いようです。
ですが中央都市の王立研究所で、別の星の技術力を買われて雇われている者が多めだとか。

　ゴール王国の伝承にあるファンタジックな生物も山奥にひっそりいそうです。
余談ですが、悪魔の存在は国民の中でもかなりの割合で信じている人がいます。

• ヴィン・ヴァンピール

有志の方が作ってくださいました種族です。
ご質問などは作者様へよろしくお願いいたします。

　国を治めている一族です。現王朝はアルテュセール朝で、2018年時点での王はジェラール5世です。
愛妾を複数人持つことが珍しくない国柄ですが、彼は王妃に一途な愛妻家で有名です。またそれゆえか、アルテュセール一族は仲睦まじく子沢山な様子が見受けられます。
しかし平和な様子とはうって変わり、裏ではトメニアの息のかかった貴族に政権を奪取される危険にがじわじわと忍び寄ってきています。
国で最高・最強の軍ともいえる騎士団が王族直属なのはこの所以もあるかもしれません。

　昔々かられんめんと続く由緒正しきゴール王国に長年住まい、財力と富を保有する諸侯たちの総称です。
上流から三流までその規模も家柄もピンからキリまである上に、色々な都市に彼らは点在しています。封建制を利用し、田舎では土地を所有していることも珍しくありません。
基本的に王の家臣という立場であるが、トメニアの工作員に秘かに懐柔され、王位の座を狙う貴族が現れ始めている――というのが裏の話です。
彼らの領地に住まう農民たちは苦しい労働を強いられています。貴族たちは騎士を雇うことは許されていませんが、それとは別に私兵を持っていることはあるようです。

　神に仕え、この国を内側からよりよく正していこうとする者たちの集団です。
質素・祈祷を欠かさず、”常に人々の模範たれ”として慈善事業を行っています。地方各所に教会が存在し、その教会領は貴族でも手を出せません。
それゆえ身分をかさに着た不正の温床になりやすい場所のため、年に数度抜き打ちで王直属の騎士の監査が入ります。

　王家直属の国防・戦闘のエキスパートたちの集団です。
貴族出の者が昔は殆どでしたが、現在は能力があれば平民も積極的に採用するようになっています。
貴族でも聖職者でもなく、王家のみに忠誠を誓い、その身と心を捧げることが求められ、何人からも王族を護り通すのが彼らの役目です。
国家錬金術師とも繋がりが深く、錬金術の技術は万人が扱いやすいように改良されて騎士団の助力となっています。

　よく言えば一般人、悪く言えば最下層の国民の総称です。
古くからの土着の民には農業従事者が多いですが、受け容れた亡命者たちが商業に従事し始めたため、経済状況はここ数年で若干上向きになっています。
貴族に支配されている地方農民の中には貴族に土地を差し押さえられ、土地から出ることも出来ずに搾取されている者たちもいます。
搾取を行う貴族の裏ではトメニアが糸を引いていることが殆どで、それを知った国民が”レジスタンス”としてトメニアから祖国を守ろうと密かに力を蓄えています。

　王家直属の科学者たちの集団の総称です。この国の第四の権力とでも言うべき強大な影響力を持っていますが、その出自は貴族、平民、はたまた騎士など千差万別です。
世界的に見ても高水準の科学力を持ち、それを世のため人のため使うことが彼らのモットーです。
一般の錬金術師もいるにはいますが、研究場所や財源の確保が難しいため、錬金術師を志す者は総じて国家錬金術師の国家試験を受けることが多いです。
彼らは皆一様に王立錬金術研究所に所属しており、そこで研究を行っています。医学薬学、防衛錬金術、戦闘応用錬金術など研究所内に分野も様々にあり、錬金術の発展の最先端を走っています。
詳しくは錬金術師の項をご覧ください。

　王族直属の、王族の警護・国防・特攻・治安維持など様々な役割を担う、戦闘のエキスパートたちの集団です。
彼らはその役割に応じて四つの集団に分かれ、彼らの責務を全うしつつゴール王国の平和を守っています。
騎士道精神が尊ばれるゴール王国では、銀色の甲冑に身を包み颯爽と戦場を駆け抜ける騎士は、あこがれと尊敬の的になっているようです。
詳しくは騎士団の項をご覧ください。

　錬金術師・騎士になるには、それらの専門的知識を学べる学校へ進学する必要があります。
錬金術師になるには高等教育終了後に大学へ、騎士になるには騎士学校に進み必要課程を修了する必要があります。
これらの学生たちのキャラクターを作成してみるのもいいかもしれません。